自律神経を整える背骨セルフケア
- 養生気功 樹会

- 4 日前
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〜「背骨の医学」から見える、本来の健康とは〜
『背骨の医学』という医師が執筆された書籍がお勧め本として挙がっていたので、読んでみました。
この本では、
「背骨の硬さやゆがみが、全身の不調につながる」
という視点から、健康と背骨の関係が詳しく解説されています。
現代人は、
・長時間のスマホ使用
・デスクワーク
・運動不足
・精神的ストレス
などにより、背骨の動きが失われやすくなっています。
特に胸椎が硬くなると、
・肩こり
・腰痛
・呼吸の浅さ
・疲労感
・自律神経の乱れ
・睡眠の質低下
など、さまざまな不調が現れてきます。
当院でも以前から、「背骨の可動性」は健康の根幹であると考え、施術やセルフケア指導を行っています。
背骨の中には「脊髄」が通っています。
脳から出た神経は、脊髄を通り、背骨の椎間孔から全身へ枝分かれしていきます。
つまり、背骨は、「脳と全身をつなぐ通信ルート」でもあるのです。
ー自律神経と背骨の関係ー
自律神経には、「交感神経」と「副交感神経」がありますが、交感神経は、全て背骨から出て、内臓をコントロールしています。
胸椎周辺が硬くなると、
・呼吸が浅い
・胃腸の働きが悪い
・動悸
・慢性的緊張
・冷え
・不眠
など、自律神経症状が現れやすくなります。
〜脊椎レベルごとの内臓とのつながり〜
自律神経は、脊椎の各レベルから内臓へつながっています。
たとえば、
〇上部胸椎(T1〜T4)
→ 心臓・肺
〇中部胸椎(T5〜T9)
→ 胃・肝臓・胆のう
〇下部胸椎(T10〜T12)
→ 腸・腎臓
〇腰椎・仙骨部
→ 骨盤内臓器・泌尿器・生殖器
などと関係しています。
もちろん、「背骨が悪いから必ず内臓病になる」という単純な話ではありません。
しかし、背骨の可動性低下によって、自律神経の働きや血流に影響が出ることは、臨床でもよく見られます。
実際に、背骨の可動性がよくなると
・呼吸が楽になった
・胃の不快感が減った
・冷えや便通が改善した
というケースは少なくありません。
身体は部分ではなく、全体でつながっているのです。

~当院の施術~
当院では、関節リセット法を用いて、脊椎椎間関節の動きを改善していきます。
背骨は一つ一つの椎骨が連動しながら、波のようにしなやかに動くことで、本来の機能を発揮します。
しかし、猫背、反り腰、ストレートネック、悪い姿勢などによって、その連動性が失われると、身体の一部に過剰な負担が集中します。
当院では、痛い場所だけを見るのではなく、背骨全体の流れと連動性を見ることを大切にしています。
~禅密気功と背骨~
当院の気功教室では、「禅密気功」を取り入れています。
禅密気功は、中国に古くから伝わる気功法の一つで、背骨を波のように動かして、背骨の動き、気の流れを良くします。
背骨は、督脈という経脈の通り道であり、身体の中心を通ることから、身体の前面を通る任脈と併せて最も大切な気の通り道とされます。
そのため、「任督通ずれば百脈通ず」という教えがあります。
つまり、身体の中心を通る経脈の気の流れを良くすれば、全身に気が通るようになります。
禅密気功を継続すると
・冷えがなくなった
・呼吸が深くなった
・肩こりがなくなった
等の効果を感じられるようになる方も多くおられます。
◎自律神経を整える背骨セルフケア
~野口整体「脊椎行気」~
当院では、野口整体の「脊椎行気」の考え方も大切にしています。
野口整体では、「背骨には、その人の生命状態が現れる」と考えます。
感情やストレス、疲労なども背骨に緊張として現れるとされます。
脊椎行気とは、背骨に息を通すように行う呼吸法です。
ー脊椎行気の実践法ー
①姿勢
正坐、椅子に腰掛ける(倚坐)、あるいは立位や仰向けでも、背骨が自然に伸びていればどのような状態でも構いません。
②意識を頭頂部または後頭部に置く
軽く目を閉じ、頭頂部(百会)あるいは後頭部あたりに意識を向けます。
③背骨の内部を下へ通すように吸う
息を吸いながら、その空気が頭から背骨の中(脊髄の通る管)を通って、腰(仙骨・尾骨)まで、上から下へと流れ落ちていくイメージを持ちます。
④吐くときは自然に任せる
息を吐くときは、特に強いコントロールやイメージを排し、ただ自然に息が出ていくのに任せます。

野口先生はこの方法について、「ただ背骨で息をすること。方法は簡単だが、精神が統一すると体の力はいっせいに発動する」と述べられています。
実際のやり方を詳しく学んでみたい方は、是非、当院の気功法・呼吸法教室にお越し下さい。
~健康の鍵は「背骨のしなやかさ」~
『背骨の医学』でも語られているように、「背骨の柔軟性」を高めることは健康の土台作りそのものです。
背骨の動きが悪くなると、自律神経症状が現れたり、腰痛、膝痛、首痛などの関節疾患を起こしやすくなります。
当院では、施術と気功法・呼吸法教室の両面から背骨に対するアプローチが可能です。
これを機に、背骨のケアに取り組まれてはいかがでしょうか。




