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 箕面市の鍼灸院「いつき鍼灸院」では、個人の状態に合わせて、鍼灸、和方活法、外気功療法を組み合わせた施術を行っております。​

疲れが取れない

​ 一般的に倦怠感と言われる症状です。

 東洋医学的に分類すると「虚」という状態が根本にあることが多いとされます。

 「虚」というのは、足りていない状態を表し、多くの場合は、「気虚」がベースにあります。

 気虚の状態になると、倦怠感の他、息切れ、無力感、食欲不振などの症状も現れやすくなります。

 気は、主に飲食物から作られますが、飲食物の消化吸収を担う、消化器官が弱ってくると気を作ることが出来なくなります。

 また、生命力そのものと言ってもよい「原気」がなくなると、いわゆる腎虚と言われるエネルギー不足となり、直接的なパワーダウンに繋がります。

​ 当院においては、お腹や背中を触って、胃腸の弱りやいわゆる丹田に力があるか等を確認し、気を補う鍼灸治療や外気功療法を行います。

 また、セルフケアとしては、「呼吸法」を指導しています。

肩こり・腰痛

【肩こり】

 肩こりは、筋肉の疲労、精神的・肉体的疲労、眼精疲労などにより起こります。また、高血圧症、低血圧症、動脈硬化などの疾患に伴いみられることもあります。

 東洋医学では、①風邪が入り気の流れが悪くなる、②肝の気が強くなりすぎて頸部に上る、③血虚により肩の経絡が栄養されなくなる、④感情や心理状態のバランスが崩れて気の流れが悪くなる、等の要因によって、肩こりが起こるとされています。

 当院では、個人の状態に合わせて、手技療法では、筋膜リリース、骨、関節へのアプローチの他、和方活法を、鍼灸治療では、主に滞っている気を流すことを目的とした鍼をする等して血行の改善を図ります。

 セルフケアにおいては、胸郭の挙上、肩甲骨の可動性をつける体操などを指導しています。

【腰痛】

 鍼灸治療で適応となる腰痛は、現代医学的には、①筋筋膜性腰痛、②椎間関節性腰痛、③変形性脊椎症、④坐骨神経痛などがあります。

 慢性腰痛と言われるものを東洋医学的に考え方でみると、腎虚とよばれる状態がベースとなり、腰の重だるさやを感じるようになります。

 当院では、状態によって、骨、筋膜、神経にアプローチする手技や、痛みの原因となっている筋肉局所にアプローチする鍼、気を疎通させたり、補ったりする身体全体にアプローチする鍼など、その時の症状に合わせて総合的な治療を行っています。

​ セルフケアにおいては、腰痛予防の体操・横隔膜を使う腹式呼吸法などを指導しています。​​

よく眠れない

 不眠は、一般的に生活習慣の乱れ、精神的緊張などによって睡眠のリズムが崩れることにより、自律神経、ホルモンバランスの不調和が起こり発症すると言われています。

 東洋医学的にも、気の鬱滞や陰陽のバランスが崩れることによるとされていますが、その原因は、様々です。例えば、脾胃が弱り、飲食物を十分に消化できず気が作れなくなることによるもの、怒りの感情が強すぎると肝の機能を損傷して心神に影響を及ばすもの等が挙げられます。

 当院では、身体全体をみて、気のバランスを整えたり、メンタルヘルスケアとして刺さない鍼や外気功療法を使用してリラックスして貰うことを中心に施術しています。

 セルフケアでは、寝る前に行う丹田呼吸法を指導し、気功法・呼吸法教室への参加もお勧めしております。

便秘・下痢

【便秘】

 便秘は、東洋医学的には、①胃腸に熱がある、②感情の乱れによる肝の気の鬱滞、③気虚、血虚、④腎の陽気不足、などの原因があるとされます。実証とよばれるもの、虚症とよばれるものの両方があります。

 当院では、特に腹診を丁寧に行い、和方活法による「腹部排泄点」への施術や仙腸関節の可動性をつける手技などと共に、症状に応じて胃腸の熱を取ったり、脾胃の機能を向上させる鍼灸治療を行います。

【下痢】

 下痢は、①外邪、②偏食、③肝の気の鬱滞、④脾胃の虚弱、⑤腎の陽気不足、などの原因によるとされます。​当院では、上記の他、特にストレス性の自律神経のアンバランスに着目しています。

 施術は、便秘と同様に原因に応じて、脾胃の機能を高めたり、鬱滞している気を流したり、気を補ったりします。

 セルフケアは、便秘・下痢ともに、経絡ストレッチや腹式呼吸法を指導しています。​

手足が冷える

 冷え性は、女性に多いと言われていますが、男性も手足の冷えを訴えられる方が多くおられます。

 東洋医学的には、陽の気が減ってしまう陽虚がベースになっているものが多く、そこから血の流れが悪くなる瘀血(おけつ)が生じやすくなります。

 瘀血が生じると血行はいっそう悪くなり、肩こりや腰痛の原因にもなります。

 さらに、冷えが進行すると、免疫系や自立神経の乱れが生じ、風邪をひきやすくなったり、不眠に繋がったることもあります。

 施術は、陽気の回復、冷えや湿の除去、瘀血の改善を目的とした鍼灸治療や外気功療法を行います。

​ セルフケアは、冷えを改善する活点やツボを使ったマッサージ、腹式呼吸法などを指導しています。

気分がすぐれない

 ちょっとしたことでイライラしてしまう、すぐに気分が落ち込んでしまうなど、気持ちのコントロールが

難しい場合、ポジティブシンキングで乗り来ようとしても上手く行かないと思います。

 東洋医学的にみると、すぐにイライラしてしまうという場合は、肝の気の鬱滞によるもの、気持ちが落ち込みやすい等の場合は、心や脾の機能が上手く働かず、気が減ってしまっているものと捉えます。

 当院では、心の病のケアには、「てい鍼」という刺さない鍼での施術やお灸をよく使います。

 特に、頭部や肩背部のツボを使った施術は、リラックス感が得られ、自立神経のバランス調整にもなります。

 セルフケアは、経絡ストレッチや腹式呼吸法を指導すると共に、気功法・呼吸法教室への参加をお勧めして

います。​

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