2歳児の阿波踊りです。
本日は、YouTubeの投稿をお借り致しました。
是非、ご覧下さい。
めちゃくちゃ可愛いですが、、、
実は、これこそが達人の身体の遣い方、そして、健康体になる秘密です。
阿波踊りにも秘密がありますが、取り上げるのは「身体の遣い方」です。
「樹会」の教室に来られたことがある方は、お聞きになられたことがあると思いますが、身体の軸は、2歳児が最も理想の形で出来ています。
2歳児は、背骨の生理湾曲がまだ出来ておらず、背骨が真っ直ぐかつ、筋力もなく頭が重いため、重力に従って最もバランスの良い位置で立たないと、立つことが出来ません。
正中線、身体の軸は、武術でも最も重視されます。
つまり、誰でも一度は、達人の身体の遣い方を経験しています。
しかし、自我が芽生え、筋力が付いてくると次第に自分のやり方で動くようになり、非効率的な身体の遣い方でも支障が出なくなってきます。
この後に現れる「自分なりのやり方」に、遺伝的要素が絡んでいるので、「血統」が重視されることとなります。
姿勢ってそんなに重要なの?
めちゃくちゃ、重要です。
地球上の生物は、重力の影響を受け、それに抗って動いています。
単純にバランスの悪い建築物を想像して貰えれば分かるようにきちんとバランスが取れていないと、崩れてしまいます。
姿勢が崩れると、重力により、頭、背骨、骨盤が崩れている方向に倒れていきます。
その状態では立っていることが出来ないので、筋で引っ張り上げてやる必要が生じ、それが筋の緊張に繋がります。
不均等に負担のかかった各関節では、筋の血流が悪くなる、弾力がなくなる、筋組織の癒着、神経の圧迫というプロセスを辿り、可動域の制限、痛みの発症へと進みます。
姿勢が崩れ、胸郭が潰れると、肺を圧迫し呼吸が浅くなります。
胸郭の崩れは、肋骨を下げることになり、横隔膜も上手く使えず、腹腔内の臓器にも影響が出て、冷えや便秘にも繋がっていきます。
さらに、身体は全体としてバランスを取っているので、ひとつのバランスの崩れは、他の箇所のバランスを崩すことでバランスを取るという必然の流れになっていきます。
東洋医学的に観ると、気の鬱滞、更に「瘀血」という血の鬱滞を起こします。
或いは、気が足りない「気虚」さらに「血虚」という状態に繋がります。
故障した箇所、不調を感じる箇所だけを治しても、上手くいかないのは、このような必然の流れを無視してしまうためです。
例えるなら、地盤が崩れているのに、その上に建っている傾いた家の扉だけを取り替えているようなものです。
如何でしょうか?
たかが姿勢、されど姿勢
いつき鍼灸院が積極的にセルフケアを推奨しているのは、上述の理由によるものです。
2歳児のように自然体でいられたら、心身ともに健康ですが、積み上げてきた価値観、思考、溢れ返る情報等の影響もあり、染み付いている心の癖、身体の癖を2歳児にまで遡って修正するのは、まあまあな努力が必要です。
気功法・呼吸法、古武術等の東洋の身体文化は、先人達が現代人と同じように心と身体の健康について悩み、長い時間をかけて作り上げてきたものであり、身体と心を本当の意味で健康にする「心身統一」に導く唯一のメソッドと言っても過言ではありません。
2歳以上の人であれば、必ず全員が経験している2歳児の身体感覚を取り戻すメソッド、始めてみては如何でしょうか。
「樹会」の気功法・呼吸法は、初回体験無料です。
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