この季節、患者様のお身体をみさせて頂くと、多くの方に肝の気の滞りがみられます。
東洋医学では「春」は、動植物が動き出す季節と捉えられています。
イメージは、木々が伸び伸びと上に成長していく様です。
春は、五臓では「肝」が当てはめられます。
西洋医学でいう臓器の肝臓とは少し違って、物体だけでなく「働き」のこと指しています。
肝には、気血を全身に送る作用があります。
西洋医学でいうと「自律神経」の作用に近い働きがあります。
春になり、肝の働きが活発になり、全体としてバランスよく気血が隅々にまで行き渡ると良いのですが、滞りがあると気が上ったまま下りてこなくなり、
頭がのぼせる
イライラする
不安になる
等の症状の他、自立神経が支配する消化器の働きにも影響が出てきます。
【肝を活かす食材】
・にら
・春菊
・ちんげん菜
・菜の花
・梅
【肝に対応するツボ】
太衝
【肝の気の流れをよくするセルフケア】
左右の脇の下を手の甲で20回ほど叩きます
ツボ押しと合わせて、行ってみて下さい。
これにお灸を加えると、完璧です。
お灸教室は随時実施していますので、お気軽にお声かけ下さい。
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